今後、抜本的な制度改革などによって現在の税務が大幅に変わる可能性は考えられますか?
十分に考えられます。
おそらく消費税中心の税制になっていくでしょう。
社会における税理士の役割は、今後変わっていくと思いますか?
業務の範囲が変わるのはもちろんですが、
時代の変化に伴って、税理士に対するニーズも変化していくと思います。
弁護士や会計士など、他の士業との連携も今後ますます重要になってくると思いますが……。
その通りです。そう思います。
業務の専門性が非常に高くなっているので、他の士業との連携は欠かせません。
また税理士がこの先、専門別に適性が細分化されてくることになれば、
税理士どうしの連携というのも必要になってくるでしょう。
後進の育成を考えた時、少子化の影響などについての不安は感じられているでしょうか?
今のところ、感じてはいません。
しかし、まだそこまで意識が回らない、という人が多いだけの話なのかもしれませんね。
税理士と顧客の関係において、税理士の側から「まだまだ努力が足りない」と思われる点はありますか?
具体的には、やはり経験値でしょうか。
例えばお客様に分かりやすく説明する能力、国税当局や銀行と折衝する能力などは、
税理士試験のように知識を貯めるだけではどうにもならないので、経験を積まない限りは
なかなか身につかないのが現状です。
逆に、顧客に対してお願いしたい事、望みたい事があれば、教えて下さい。
「納税に対する意識」を、しっかり持って頂きたいですね。
あと、希望や不満等を何でも話して欲しいです。
無駄な税金を払う必要はありません。しかし税金をきちんと納める意識がないと、
企業が永続的に繁栄することもできないのです。
企業の会計不祥事がニュースで取り上げられる機会もありますが、それについて、税理士の立場から思う事はありますか?
あります。正直、他人事ではないですからね。
監査法人(会計士)と税理士(社内税務担当者)の連携が、もっと必要なのかもしれません。
社会における税理士の必要性については、今後も変わらないと思いますか?
必要性は変わらないと思いますが、ニーズは変わっていくと思います。
今後はさらに専門性の高い税理士や、広く浅い知識で各士業の窓口となる税理士など、
税理士の役割そのものが細分化していくでしょう。
税理士全員が意識して取り組んでいくべき課題とは、何でしょう?
サービス精神ですね。そして、サービスの質に見合った顧問料を頂くこと。
そのために、報酬の明確化(算定方法や金額は自由で結構だが)が必要ではないでしょうか。
もっと税理士が我々にとって身近な存在になるためには、どんな事が必要でしょうか?
税理士側の意識改革でしょうか……。
税理士の役割細分化によって、もっと専門的にマイナー化していくことも考えられますね。