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【はじめて物語】効果バツグンの車体広告…あれこれ規制も

 小田急線が「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館を機に9月から走らせていたラッピング電車「小田急F-Train」の運行を中止した。登戸駅、向ケ丘遊園駅がミュージアムの最寄り駅となるため、話題づくりにと1年間走らせる予定だった。



 中止の理由は東京都の「屋外広告物条例」に抵触するという指摘を受けたことによる。都への事前の車体広告申請がなかったことと、広告物が車体側面面積の10%以内という規定をオーバーしていたことが理由。おそらく、小田急側としては、これは「車体デザイン」のひとつであり、広告にはあたらないという判断だったと思われる。



 その背景には、業界の通説として、車体装飾は広告とは別、当局の規制外という考えがある。一方、東京都としては、沿線にある施設をイメージさせるPRそのもの、すなわち広告という判断だった。



 同様のケースとしてかつて、広告の掲出が許可されない地下鉄の改札口に「歓迎フレッシュマン」というプレートをつけた生花が置かれたことがあった。生花には「贈・○○テレビ」という木札がつけられていた。



 これはテレビ局の宣伝ではなく、生花の贈り主の表示、「社会通念上」常識だというのが地下鉄とテレビ局の解釈。だが、これは誰が見てもテレビ局のイメージ広告。しかし、結果的には鉄道側の解釈が通り、当局の規制をかわすことに成功した。



 東京都で車体広告の掲出が許可になったのは2000(平成12)年。石原慎太郎知事の増収策の一環として条例を改正することで実現した。最初はバスなどが中心だったが、02年に山手線や営団地下鉄(現・東京メトロ)も解禁になり、以降交通広告の人気媒体となっている。



 ■企画のヒント



 ひとつの絵が見方によっては壺や左右対称の横顔に見える有名な「ルビンの壺」というトリックアートがある。交通広告は、何かと規制の多い公共交通機関を利用するということで、今回のように「広告」なのか「デザイン」なのかの解釈をめぐる攻防が交わされてきた。「歓迎フレッシュマン」のように、見方・考え方次第で制約やハードルを越えられることがある。公私にかかわらず何かに行き詰まった時は、ルビンの壺を思い出すといい。

2011年10月25日 ZAKZAK

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