セブン・イレブン、世界で４万店を突破

ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ）　コンビニエンスストア大手セブン・イレブン（本社・米テキサス州ダラス）が先週までに、小売業として世界最多の４万店舗を突破した。

同社のジョー・デピント最高経営責任者（ＣＥＯ）は「記念すべき節目だ」と述べた。

デピント氏によると、セブン・イレブンは「３時間半ごとに１店」の新店舗を開いている。それでも「１６カ国にしか展開していない。インドやブラジルには未進出だ。さらなる発展のチャンスは非常に大きい」と、同氏は語る。

米コンビニエンスストア業界団体ＮＡＣＳの幹部ジェフ・レナード氏によると、コンビニエンスストアで購入された商品の８割はその後１時間以内に消費される。速さと安さ、手軽さの面で、セブン・イレブンは大手量販店などの追随を許さず、不況にも強い地位を築いてきた。

セブン・イレブンは１９２７年、テキサス州オーククリフで１軒の店からスタートし、現在フランチャイズ店を中心に全米で８８００店舗余りを展開。年間６００億ドル（約４兆９０００億円）を稼ぎ出すまでに成長した。毎年多くの新商品を売り出し、今年は米国内で、瓶に名前を書き込めるビールの発売や現金で支払えるオンライン販売サービスを計画している。

デピント氏はさらに、同社が米国内で年間１万５０００～２万件の新規雇用を生み出しているとして、地域経済への貢献を強調した。

2011年02月28日 CNN