「ガンに効く」と健康食品を電話勧誘 業務停止命令

消費者庁は、健康食品の電話勧誘販売業者である

株式会社まつや（本社：福岡県福岡市中央区）に対し、

特定商取引法第23条第1項の規定に基づき、

平成24年4月21日から平成24年10月20日までの6か月間、

電話勧誘販売に関する業務の一部（新規勧誘、申込受付及び契約締結）を

停止するよう命じたと発表した。

あわせて、同社に対し、同法第22条の規定に基づき、

同社の販売する健康食品には、病気の治療、予防等の効果・

効能がある旨を説明していたが、それは虚偽であることを

購入者に通知することを指示した。

同社では、消費者宅に電話をかけ、ブタプラセンタを使用した

健康食品の電話勧誘販売を行っていたが、

勧誘に先立って勧誘目的を告げなくてはならないにもかかわらず、

「薬飲んでいますか。」、「健康には自信がありますか。」など、

消費者に病状や体調に関する質問を行い、それに対する消費者の

回答に乗じて健康に関心を向けさせてから勧誘を始めていた。

また、同社は、消費者が「他の健康食品も購入しているので必要ない。」

などとはっきりと購入を断っているにもかかわらず、

その電話で継続して、あるいは、再度電話をかけるなどして

勧誘を行っていた。

また、勧誘に際して、本件商品について、実際にはそのような効果・

効能がないにもかかわらず、消費者が訴える体の不調や

病気等の悩みに応じて、「ガンが良くなる。」「更年期にも効く」

「他の薬の副作用が消えてなくなる」「血の流れが良くなって

全身何もかも良いです。便秘にもいいです」などと、

本件商品を摂取すると病気の治療若しくは予防又は病状の改善が

できるかのように、商品の効能について不実のことを告げていたという。

参考リンク

http://www.caa.go.jp/trade/pdf/120420kouhyou_1.pdf

2012年04月23日