中部電力、原子力の研究を強化

愛知・岐阜（一部を除く）・三重（一部を除く）・長野・

静岡（富士川以西）の中部5県に電力を供給している

中部電力株式会社は、原子力の安全性向上などを目指すとして、

原子力に関る研究の取り組みを強化すると発表した。

これまでの原子力に係る研究は、主に他電力との共同研究や

メーカーへの委託研究という形で進められることが一般的だったが、

今後は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、

原子力発電所の更なる安全性向上、発電所の運営の改善のため、

浜岡原子力発電所の現場を有効に活用した研究や現場ニーズを

的確に反映した研究を、同社自身が中心となって行うという。

さらに同社では、将来にわたって原子力をエネルギー源として

安全利用していくため、必要な研究にも取り組んでいくとともに、

原子力を担う人材育成にもつなげて行くとしている。

取り組みを実施する主なテーマは、原子力発電所の

安全性向上に資する研究、機器・設備の保守・作業性の

向上を図る研究、新型原子炉や次世代原子燃料サイクルに関する

技術開発に資する研究など。

参考リンク

http://www.chuden.co.jp/

2012年05月31日