「弁当」テーマのイベント、フランスと日本で開催

フランスで20年以上にわたり、毎年10月の第3週に実施されている

味覚教育イベント「味覚の一週間」が、昨年に続き、

今年も日本で本格開催される。

開催期間は、日本が2012年10月22日（月）～10月28日（日）、

フランスが2012年10月15日（月）～10月21日（日）。

今年のテーマは「BENTO（弁当）」。

バランスの取れた食材で作られ、国内外問わず注目を集めている

「弁当」について、五感使った食の楽しみ方を学んだり、

体験するイベントを期間中に開催する。

また、日本料理、フランス料理等、各国料理の料理人たちによる

「4味（或いは5味）を楽しめる弁当」の提案や、さまざまな

関連イベントも計画されているという。

「味覚の一週間」は、1990年10月15日、ジャーナリストで料理評論家の

ジャン＝リュック・プティルノー氏とパリのシェフたちが一緒になり、

「味覚の一日」を開催したことに始まるイベントで、当時、フランスで

子どもたちを取り巻く食文化の乱れが深刻な問題となっていたなか、

次世代を担う子供たちにフランスの食文化をきちんと伝えようという

プティルノー氏の思いを原動力とし、年々フランス全土へと広がったという。

1992年に、特定の層だけではなく、全国民がフランス料理という

国家遺産の素晴らしさを発見、学習する場として、

「味覚の一週間」という名称となり、一週間にわたって

様々な催しが企画、開催されるようになった。

23周年を迎える今年、フランスでは、企業だけでなく、

国民教育省、農業漁業省などの政府機関も参画する、

国を挙げた「食育」イベントを開催するという。

参考リンク
http://www.legout.jp/about/

2012年08月21日