ドクターズコスメ、市場規模は795億円

矢野経済研究所は、国内のドクターズコスメ市場の調査を実施し、

結果を発表した。

この調査は、2012年9月～11月までの期間に、化粧品ブランドメーカー、

化粧品原材料メーカー・商社、流通業者等に対して、

直接面談、電話、郵送などで実施された。

同調査におけるドクターズコスメとは、医師が開発・研究に

参加している化粧品、もしくは、皮膚科・整形外科・美容外科などの

医療施設で販売または紹介している化粧品。

2011年度の日本のドクターズコスメ市場は、前年度比105.3%の795億円

（ブランドメーカー出荷金額ベース）と好調に推移した。

日本の化粧品市場が成熟する一方、ドクターズコスメ市場は

順調に推移しており、5年前と比較して38.5%（2007年度比）の

伸長率を示しているという。

従来のドクターズコスメは、皮膚疾患やトラブルを起こしやすい

敏感肌対応の化粧品が中心だったが、近年では、アンチエイジングや

美白などプラスアルファの効果を追求した商品が増加しており、

それに伴い、流通ルートや製品カテゴリーも多様化しているという。

同社では、2012年度のドクターズコスメの市場規模は、引き続き

高い成長率を維持し、前年度比103.1%の820億円と予測している。

参考リンク

http://www.yano.co.jp/

2012年12月07日