SBモバイル、衛星電話サービス開始へ

ソフトバンクモバイル株式会社は、災害に強い携帯電話サービスの

提供を目的として、2013年2月以降に衛星電話サービスの提供を

開始すると発表した。

提供する衛星電話サービスは、Thuraya　Telecommunications
　Company（スラヤ　テレコミュニケーション　カンパニー、

本社：アラブ首長国連邦）が提供する衛星通信設備を利用するという。

同社は、衛星電話サービスの電気通信事業者として、総務省に対し、

スラヤ衛星携帯電話の特定無線局の包括免許を申請していたが、

2012年12月14日、関東総合通信局から付与を受けた。

スラヤのサービス提供エリアは、北南米などの一部の国と地域を除く

全世界で、日本のエリアカバー率は100％となるという。

同社では、東日本大震災において、地震による被害により一時的に

携帯電話がつながらない状況になり、伝送網の復旧活動や顧客への

暫定的な通信サービスの提供において、衛星通信が大いに

活躍したことを鑑み、震災で既存の通信インフラが使えなくなった

経験から、非常時でも常に利用できる衛星インフラを利用した

通信手段の確保とサービスの提供を検討してきた。

衛星電話サービスは、災害時に備えた当社のさまざまな取り組みや

サービスの一つであるが、企業や団体の危機管理への意識の高まり

などによって、需要が増えてきているという。

参考リンク

http://www.softbankmobile.co.jp/

2012年12月17日