ビットシステム、横浜・関内に起業家向けオフィス　月２万円台

　システム開発のビットシステム（神奈川県南足柄市、和田公彦社長）は横浜市内のＪＲ関内駅前に起業家向けの貸しオフィスを開業した。中心市街地で月額２万円台から割安に利用できるのが特長。インターネットの環境整備や経営相談にあたるスタッフも常駐させ、企業をサポートする。

　「ＶＩＴ横浜」は関内駅から徒歩１分の商業ビルに開設した。みなとみらい（ＭＭ）21地区や横浜駅にも近く、市内の中心部に活動拠点を構えたいが経費を抑えたい起業家のニーズに対応する。

　ほかの企業と共用スペースとなる自由席の利用料は月額２万1000円から利用できる。約2.5平方メートルの広さで机やいすなどを配備。先着30社には１年間、月額の利用料を半額に割り引く。

　会社別に設けた専用席は約３平方メートルで価格は月額４万台に設定した。平日の電話応対をスタッフが代行し、法人登記の経費も無料にする。このほか３人まで使用できる個室も用意。約５平方メートルの広さで月額５万2500円から受け付ける。

　情報通信（ＩＴ）関連のシステム開発で培ったノウハウを生かし、施設内にはインターネットの環境整備を助言するスタッフを常駐させる。同社は「通常の個室貸しのレンタルオフィスに比べ半額程度で利用できる」としている。

2011年08月03日 日本経済新聞